3月1日、阪神の2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」が兵庫・尼崎市に開業した。取材する中で「鳴尾浜とは違う」特徴を多く感じた。
さまざまな選手が鍛錬を積んでいる同施設。2月27日にはプレオープンとしてメイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のスタンドが開放され、ファンが練習初日の様子を見学した。平田勝男2軍監督(65)が「隣には阪神電車の大物(だいもつ)という駅があります。ここから必ず大物(おおもの)の選手が出てきますよ」と宣言し、大盛り上がり。同球場で行われた1日、2日の春季教育リーグ広島戦は入場券が前売りで完売するなど“大物フィーバー”の様相を呈した。
そんな注目度の高い新施設。練習初日から約3週間取材した中でさまざまな特徴を発見した。
まずは選手とファンの距離の近さ。サブグラウンド付近は、ファンが通る道とグラウンドを区切る柵が腰のあたりと低く、練習や試合の終了後にサインなどを求めるファンも多い。選手たちも最初は「近いですね」と驚いていたが、時間がある場合などはサインや写真撮影にも対応。応援の声や熱量を今まで以上に直に感じながらプレーする場となることは間違いないだろう。
ショップや売店などの有無も前身の鳴尾浜との大きな違いと言えるだろう。鳴尾浜には売店などはなく、ファンは食べるものやグッズなどが必要な場合、事前に準備する必要があった。SGL内にはグッズショップや飲食売店があり、多くのファンでにぎわっている。新マスコット「コラッキー」のグッズなど限定商品や「虎風荘カレー」などのフードの限定メニューも販売。ファンは手ぶらで観戦しても楽しむことができる。
岡山県在住で学生の20代男性は2月27日に訪れ、メガホンやキーホルダーなどを購入。「2軍球場に来たのは初めてです。新しくてきれい。ショップは品数が豊富だった。ユニホームがこんなに多くあるとは思わなかった」と驚きの表情を見せた。
記者にとっても、屋内の記者室があり、合間にご飯をすぐに購入できることはありがたい。この環境で、新人記者の私も若手選手たちとともに成長したい。【阪神担当=塚本光】




