2月3日に他界された元阪神監督・吉田義男さん(本紙評論家)のお別れの会が3月25日、大阪市内のホテルで執り行われた。担当記者として吉田さんを取材できなかったが、事業部時代には弊社主催のゴルフイベントなどに参加いただいた。一般参加の方に気軽に声をかけられる好々爺(や)のイメージが強かった。
関西地区の公式アマチュア大会などで優勝経験のある梶田恵代さん(57)は吉田さんのゴルフ仲間。突然の他界に悲しんだ。吉田さんのゴルフには「元来の勝負師だった」と振り返る。昨年4月のプレーでは、90歳を超えても、きっちりと100切りでホールアウト。勝負師は切り替えも早い。プレー後には、ゴルフ場が用意した桜餅を頬張っていたそうだ。梶田さんの「吉田さんは、すごくファンを大事にされていた」という一面も記憶に刻んでいた。雷雨でのラウンド中に、数組で茶店に避難したときでも、一般客からのサインや、写真撮影の要求に気さくに応じる姿を目の当たりにした。
今年は阪神球団創設90周年で、シーズン中は「吉田義男シート」が甲子園に設置される。「ファンに恩返しがしたい」と吉田さんが、粟井一夫球団社長(60)に直接、相談して生まれた企画。26年シーズン以降はどうなるか、粟井社長にうかがってみた。「(存続は)考えてもいいのかもしれないですね。まずは今年1年は、吉田さんが招待するっていう今回形をとってますから、それを球団が引き継ぐというのも1つの考え方かもしれません」。レジェンドの日頃からの思いを、球団もしっかり受け止めている。【阪神担当 伊東大介】




