専大北上の2年生5番・熊谷真人内野手が劇的なサヨナラ本塁打を放ち、延長戦を制して8強入りした。

 1-1の11回裏1死から、スライダーを右翼スタンドに放り込んだ。水沢第一との3回戦から2試合連続本塁打。チームを9年ぶりの甲子園へ1歩近づけた。「正直、入るとは思わなかった。今は3年生と1日でも長く野球ができることがうれしい」と喜んだ。

 身長168センチと小柄だが、春からの「食トレ」効果で、この夏の体重は12キロ増の75キロ。及川将史監督(30)は「なかなかホームランが出なかったのにね。体は別人になった」と目を細めていた。