今秋ドラフト1位候補の県岐阜商・高橋純平投手(3年)の夏がついにスタートした。全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)岐阜大会準々決勝の中京戦で、宣言通り、今夏初のマウンドに上がった。7回から2番手で登板し1回2/3を2安打無失点。本来の姿からはほど遠かったが、直球は140キロを超え、3戦連続で登板回避の原因となった左太もも裏肉離れからの回復をアピールした。チームは優勝候補に競り勝ち、準決勝に進出。152キロ右腕が春夏連続甲子園を決めて、聖地での完全復活を図る。

<センバツ以降の高橋純平>

 ◆センバツ 初の甲子園にエースで登場。松商学園戦は1失点完投、近江戦は完封、準々決勝の浦和学院戦は8回5失点で敗戦。ベスト8。150キロも計測。

 ◆登板 6月上~中旬の練習試合には万全の状態で投げており、6月14日の奈良大付との練習試合で6回を投げたのが、夏に向けて最後の実戦となった。

 ◆抽選会 6月20日の岐阜大会抽選会に主将として参加。調整法について「投げ込む週と、投げずに走り込む週と分けている」と夏に向けたスタミナ強化策を明かしていた。

 ◆岐阜大会 5日の初戦・本巣松陽戦、12日の3回戦・関商工戦を欠場。20日の4回戦・各務原西戦では試合中に初めてブルペン投球を実施。試合後は7月上旬の練習で左太もも裏を肉離れしていたことを明かした。