磐田南と知徳の準々決勝は、延長15回でも決着がつかず、26日に再試合が行われることになった。3時間22分の白熱した試合を戦った両チームの選手には、大きな拍手が送られた。

 3回表に磐田南が2点を先制すると、同裏に知徳が2点を入れて追いつく。6回表に磐田南が1点リードすると、再びその裏に知徳が同点とした。3-3のまま、延長戦に突入。14回表に、磐田南は四球で出た走者が相手の失策もあって生還。勝負が決まったかに思えたが知徳は14回裏、先頭打者のエース村中克晃投手(3年)が中前打で出塁。相手の失策で進塁すると、スクイズ(記録は内野安打)で1点を返した。

 村中は「負けなくてよかったという気持ち。明日もやるしかない」と話した。知徳の初鹿文彦監督は「明日も試合をやらせていただける。お互いがんばって、もう1試合できる選手は幸せです。悔しいですけど、感謝しています」と笑顔だった。