早実が、5点差をひっくり返す逆転勝ちで甲子園出場を決めた。

 清宮幸太郎内野手(1年)は、8回2死満塁から右前適時打を放ち、一挙8点を奪う猛攻に貢献した。試合後はチームメートと抱き合い、涙を浮かべた。チームを5年ぶりの頂点に導いた16歳は「この展開は想定内だった。あせることなく、いつも通りの野球ができたから8点取れた」と振り返った。

 最初の夏に聖地への切符を手にした。今大会6試合20打数10安打10打点の大活躍も「西東京大会では100%発揮できてない。甲子園で暴れてきたい」と強い決意を口にした。