遊学館(石川)が九州学院(熊本)に逆転勝ちし、5年ぶりに初戦を突破した。

 石川大会のチーム打率2割5分5厘の打線が、甲子園大会では本来の力を発揮。2点を追う3回に中村康汰内野手(2年)土倉徳(つちくら・とく)内野手(3年)の連続適時打で追いつき、敵失で3-2と勝ち越し。4回にも4安打で2点を追加した。普段からファーストストライクをしっかり打つ練習を重ねてきた成果で、4回は4安打ともファーストストライク。3安打2打点の中村は「すべての球をしっかり振れるようにしてきました。練習でファーストストライクを打てないと、草むしりとか罰則があるんです」と厳しかった練習を笑顔で振り返った。14安打で5点を奪い、九州学院を下した。