遊学館(石川)は東海大相模(神奈川)に力負けした。1回表に4長短打などで4失点。相手の最速151キロ左腕、小笠原慎之介投手(3年)に立ち向かうには、重い点差だった。

 それでも6回裏1死から広橋敬大一塁手(3年)が三塁線を鋭く抜く二塁打で突破口を開き、この回2得点。「小笠原投手は、高校生の中にプロがいるかのような感じを受けた」と相手の力を認めたが、広橋自身はこの試合で3安打。小笠原から放ったヒットの感触を忘れず「大学で野球を続けたいと思っています」と前を向いていた。