仙台育英はエース佐藤世那が準決勝で6安打完封と調子を上げてきた。これまで541球を投げており、疲労が心配される中、どこまで踏ん張れるかが鍵となる。

 打線では3番平沢が今大会3本塁打とパンチ力を発揮している。1番佐藤将ら上位打線中心につないで、相手の強力投手陣をゆさぶりたい。

 東海大相模のエース左腕小笠原は、準決勝では救援で2回のみの登板。余力は十分にあるだろう。150キロ前後の直球で右打者の内角を攻める投球ができれば主導権を握れそう。準決勝で7回を投げた吉田の登板も考えられる。

 4試合全てで2桁安打を放った。5番磯網が全試合で複数安打と好調を維持する。4番豊田にも準決勝で一発が飛び出した。ビッグイニングをつくって一気に流れをつかむのが理想となる。