2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会がメインスタジアムの新国立競技場に隣接する神宮球場を当初より期間を短縮して借用することで球場の主要使用団体と基本合意したことを受け、東京都高野連の武井克時理事長は13日、都内に2、3万人収容の新球場建設を求める考えを示した。駒沢公園や舎人公園を候補に挙げた。

 武井理事長は「他の県営球場と比べ、都営球場は寂しい。東京の球児にも負担が掛かるので、できるだけ都内で20年を頑張りたい」と訴えた。代替球場も探す。関係者によると埼玉、千葉、神奈川各県の高野連や日本高野連と6月にも検討を始める。

 組織委の神宮球場の借用期間は同年7月1日から9月20日ごろ、神宮第二球場については1~11月となっている。