八王子北が8回コールドで勝利を収めた。

 5-0で迎えた8回裏、2死から代打渋谷駿亮外野手(3年)、関戸健太外野手(3年)が連続で安打を放つ。続く吉永将大内野手(2年)が四球を選び2死満塁。小林美樹雄外野手(3年)が左線へ2点適時打を放ち、とどめを刺した。

 グラウンドを使えない逆境をバネにした。昨年8月から今年3月まで、改修工事のためグラウンドを使えず、室内での練習を余儀なくされた。それでも、小林が「室内の空いている場所で素振りなどをしたことで、みんな打撃が強くなりました」と語るように、昨夏と比べて打線は強みを増したという。この日も先発9人中7人が安打を記録するなど、全体的に打線が好調だった。

 小林はコールド勝ちを決めた打席を振り返り「変化球が多かったが、まっすぐ高めの球を強く打てました」と話した。