市尼崎が9回の大ピンチを切り抜け、12年ぶり5回目の決勝にコマを進めた。

 4点リードの9回に4連打などで2点を奪われ、なおも2死満塁。一打同点のピンチにも、頼れる先発の平林弘人投手(3年)が、最後は三ゴロに打ち取って勝利した。「疲れが少し出たかもしれない。気持ちも緩んでいたかもしれない。決勝は最後まで気持ちをきらさずに投げ抜きたい」。

 決勝の相手はセンバツ8強の明石商。8年ぶりの公立校同士の決勝実現で、83年以来、33年ぶり2度目の夏甲子園を狙う。