センバツ王者の智弁学園が接戦を制し、2年ぶり18度目の夏の甲子園出場を決めた。

 3回に守備の乱れで天理に1点を先制されたが、4回にエース村上頌樹(3年)が同点打を放ち、大橋駿平内野手(3年)が勝ち越し打。さらに1点を追加し、3-1と試合をひっくり返した。6回に再び守備の乱れで1点差に迫られたが、1死満塁のピンチを併殺でしのいだ。7回には2死から福元悠真外野手(2年)がダメ押しの3ランを放った。

 9回に天理打線の反撃にあい、4連打で3点を返されたが、1点差でしのぎきった。「先制されても逆転できる力がついた。それが春から夏にかけてのチームの成長だと思います」と胸を張った村上。史上8校目の甲子園春夏連覇へ、智弁学園が挑戦権を手にした。