高崎健康福祉大高崎(群馬)が、秀岳館(熊本)の強打に屈した。先発の伊藤敦紀投手(3年)が、初回に先制の2ランを浴びるなど、4回途中7失点でKO。3投手の継投も、9失点と大量失点した。

 打線も1回1死三塁の好機に、今大会2本の満塁打を放った3番山下航汰内野手(2年)、4番渡口大成内野手(3年)が、連続三振。秀岳館・川端の140キロを超える直球、スライダーに翻弄(ほんろう)され、13奪三振を喫した。

 青柳博文監督(44)は「(初回の)あんなホームランを見て、みんながびっくりした。点差が開くと、機動力も生きないですからね。最後は体力負け、気力負けですね」と話した。エース伊藤は「甘い球をとらえられた。高めに抜ける球も全部持って行かれた」と悔しさをにじませた。