昨夏、常葉学園菊川(現常葉大菊川)を甲子園に導いた御殿場西の森下知幸監督(56)が、同校での公式戦初勝利を挙げた。

 浜松湖北高佐久間分校に4-1。校歌を聴いた後に「夏の大会で勝つことができて、ホッとしています」と笑みを浮かべた。記念の「1勝」は、1年でエースに抜てきされた湯山健太郎がもたらした。9回6安打1死球1失点で自身初完投。打っても、先制犠飛を含む2安打2打点をマークした。湯山は、森下監督が昨年8月31日に就任したことで、同校への進学を決意。静岡学園との2回戦を見据え、「チームの雰囲気が良くなるようにテンポ良く投げて、ベンチに入れない3年生の分も結果を残したいです」とさらなる活躍を誓った。