南北海道代表・北海が6日、甲子園で開会式リハーサルに臨んだ。阪口皓亮投手(3年)は、大阪・三軒家東小、大正東中時代のチームメートで盛岡大付の比嘉賢伸主将(3年)と、1月に大阪で食事をともにして以来7カ月ぶりに再会。「向こうは去年の夏も試合に出ているが、自分はボールボーイだった。今年こそ試合に出て勝負したい」と対戦を心待ちにした。

 小学校時代はバッテリーを組んだ間柄だった。比嘉は「昔はめっちゃおしゃべりやったのに静かになったんで、大人になったなと感じました。ボールもだいぶ速くなったみたい。どんな投球するか楽しみ」と対戦を熱望。互いに3回戦を勝ち抜かないと対戦はないが、阪口は「相変わらず口うるさいけど、対決したら思い切り投げ込んで黙らせたい」と意気込んだ。

 リハーサル後、兵庫県三田市での練習では、関西入り後、初めて打者相手に登板。打球が右すねを直撃し降板も大事には至らず、「骨には影響なさそうなんで大丈夫」と練習後、自分で歩いて移動のバスへ引き揚げた。幸い今日7日の開幕が1日順延し、神戸国際大付との初戦は12日に変更。恵みの雨として体の回復につなげる。【永野高輔】