2年連続で東北勢の先陣勝利を果たした関口清治監督(40)は主将の比嘉をたたえた。「祖父を亡くして1度大阪に戻したけど、顔にも出さない責任感のある子。いくら劣勢でも笑っていられる強さがある」。比嘉も悲しい顔をひとつも見せず、前を向いた。「自分が言葉をかけて、チームが調子に乗らないように。全国制覇に向けて1歩ずつやっていきたい」。比嘉を中心に結束した盛岡大付の集大成の夏が今、幕を開けた。【高橋洋平】

◆東北勢先陣8連勝

 ▼10年 八戸工大一(青森)8-4英明(香川)

 ▼11年 聖光学院(福島)5-4日南学園(宮崎)

 ▼12年 仙台育英(宮城)8-2佐賀北

 ▼13年 聖光学院4-3愛工大名電(愛知)

 ▼14年 利府(宮城)4-2佐賀北

 ▼15年 花巻東(岩手)4-2専大松戸(千葉)

 ▼16年 盛岡大付(岩手)8-6九州国際大付(福岡)

 ▼17年 盛岡大付(岩手)4-1作新学院(栃木)

※すべて1回戦