仙台育英(宮城)が2015年に準優勝を果たした時のエース佐藤世那(現オリックス)の弟、令央が6回に代打で出場した。甲子園初打席は2死一、三塁の好機で遊ゴロ。「お客さんが多くて、緊張してしまった」と頭をかいた。

 2年前はスタンドから先輩や兄の姿を目に焼き付け「自分たちの代で優勝する」と誓った。主な役割はベンチのムードメーカーで、伝令にも走る。背番号「11」は「試合に出る以外にも仕事はある。優勝して兄に報告したい」と笑顔で話した。