朗報が届いていた。小、中学校時代に所属した東京北砂が、米ペンシルベニア州で行われたリトルリーグのワールドシリーズで優勝した。「本塁打2本で先制されたけど、よく粘って。すごくいい流れがあると思う。自分はそういうのを大事にしたい」。決勝のスコアは、投打の怪物としてマウンドに立っていた5年前と同じ、12-2の5回コールド勝ち。大会前には後輩たちを「楽しんでやって来い」と激励していた。

 2年前の悔しさを忘れていない。1年生ながら4番DHで8試合に出場したが、打率2割2分2厘、0本塁打、2打点に終わった。「前の大会は自分が全く打てずに負けた。悔しさは相当なものがある。思い返すと、やり返したい思いがある。チャンスがあるので悔しさを取り返したい」。高校通算本塁打を109本まで積み上げ、主将にもなった。打順の前後は広陵・中村、履正社・安田といったプロ注目の強打者が固める。バットも軽量モデルに改良し、リベンジの舞台は整った。

 約12時間の長距離フライトに加え、カナダとは16時間の時差がある。「向こうの時間に合わせないと」と機内での睡眠の必要性に触れながらも「映画とかいっぱいあった」と機内サービスの内容までチェック済み。海外慣れしている余裕も見せていた。【斎藤直樹】