仙台育英(宮城)は今夏の甲子園で優勝した花咲徳栄(埼玉)に3-6で敗れた。

 仙台育英の西巻賢二内野手(3年)が終戦した。8回には左手1本で左前打を放つなど2安打1盗塁と活躍したが、花咲徳栄に屈した。育英のユニホームを着てプレーする最後の公式戦を終え「勝って大阪桐蔭ともう1回やりたかった」と悔しさを見せつつも「このメンバーとやれて良かった」と最後は笑顔を見せた。

 仙台育英で学んだ2年半を糧に、夢へ挑戦する。先月29日にプロ志望届を、エース長谷川拓帆投手(3年)とともに提出した。数球団からすでに調査書が届いており「(仙台に)帰ってからもっと届くと思う」と自信を見せるが「不安はあります」と素直な感想を口にした。長谷川も「挑戦する価値はあると思った。選ばれなくても覚悟は出来ている」と毅然(きぜん)と言い放った。ドラフト会議は26日に行われる。