延岡学園(宮崎)が、明豊(大分)との乱打戦を制しセンバツに大前進する4強に進出した。1点リードの3回、押し出し死球と3連打で5点を加え試合を優位に進めた。だが6回、好投を続けていたエース上野元基投手(2年)が3点本塁打など集中打を浴び6失点し追いつかれた。

 それでも、元プロの三浦正行監督(66)によるとベンチに「あせりはなかった」という。指揮官自ら「まだ0-0と思えばいいじゃないか」と鼓舞し気持ちを切り替えさせた。選手は集中力を切らさず6回からの毎回得点で突き放した。