大阪桐蔭(大阪1位)が智弁和歌山(和歌山1位)に完封勝ちし、2年ぶり3度目の優勝を決めた。

 0-0と試合が動かないまま迎えた6回、根尾昂内野手(2年)が、右中間へソロ本塁打。これが決勝点となり、接戦を4番の1発で制した。根尾は前日4日の準決勝・近江戦で9回完封。16三振を奪う快投をしており、投手としても野手としても存在感を見せた。西谷浩一監督(48)は「あの1本ですね」と根尾をたたえた。

 今秋県大会から数えて5本塁打目を放ち、高校通算本塁打数は20に伸びた。それでも「ホームランを打ってる打席より打ち取られたりする打席のほうが多いので」と反省ばかり。新チームになってここまで11戦無敗。明治神宮大会でも連勝を伸ばす。