13年ぶり12度目センバツの星稜は11安打11得点で、8強入りした95年以来の春勝利を挙げた。3回、故障から復帰の「エースで4番」竹谷の同点打を皮切りに7点を奪うなど大勝した。夏を合わせ30回目の甲子園の星稜は3回戦で8強入りをかけて近江と対戦する。

 先制は星稜。1回裏、先頭南保が初球を右翼線へ二塁打。2死満塁から6番河井の遊撃内野安打で1点が入った。

 星稜の先発は昨秋の右手手術から公式戦復帰のエース竹谷。

 富島がその竹谷を攻める。3回1死一塁で1番松浦の三塁打で同点。2番中川が右前打で続き、逆転した。

 星稜竹谷は3回途中2失点でマウンドを奥川に譲り、右翼守備へ。3回裏の攻撃。無死一、二塁で4番にも座る竹谷が右前へ同点打。勢いのついた打線は相手守備の乱れにも乗じ4安打で7点を奪う。

 星稜は4回も8番山瀬の2打席連続となる適時二塁打で2点を加え、10-2とした。

 県立校の富島。昨秋の九州大会で準優勝し、春夏通じて初の甲子園出場だったが、3回、失策を絡めた大量失点が重かった。