須磨翔風が神港学園に勝利し、16強入りした。

 2回までに3-1とすると、終盤の8回にも2点を追加しリードを守り抜いた。プロ注目の荒川亮太捕手(3年)は「よくピッチャーが投げてくれました。ここ一番で終盤によく点を取れたと思います」と笑顔を見せた。

 今年の3年生が入学した時には、2つ上に、現阪神の才木浩人投手(19)がいた。中尾修監督(52)が「才木の影響で食事とトレーニングに力を入れるようになったと思います。成功例をうまく反映できています」と言うほど、才木が残したものは大きい。荒川も「才木さんは食が細かったけど、おにぎりを6個食べていた。身近にそんな先輩がいて見本になりました」と183センチ、90キロのたくましい姿で話した。

 中尾監督が「このチームはチャンスやと思います」と期待する世代。兵庫から2校が出場できる今夏の甲子園100回大会。大きなチャンスをつかみにいく。