関東第一(東東京)が0-0で八王子学園八王子(西東京)に引き分けた。午前中行われた開会式の後、急ぎ八王子市に移動。休む間もなく試合を行った。

 プロ注目の石橋康太捕手(3年)は4番捕手で先発出場し、3打数無安打1死球に終わった。石橋捕手は「安打は出なかったが打席の中で少しずつ修正できた。打席の中だけでなく、ネクストバッターズサークルやベンチの段階から意識できれば、もっとよくなるはず」と話した。

 開会式の際にはプロへの思いを語った。「プロには行きたいです。すぐにというわけではないですけど、野球を続けている以上は、1番レベルの高いところで活躍したいと常に思っています」と笑顔を見せた。

 まずは2年ぶりの甲子園を目指す。石橋捕手は「今の調子はあまりよくないが、試合当日までに上げていく。大会中にも上げて、最後が1番いい状態にしたい」と意気込んだ。

 昨夏の東東京大会では4打席連続の本塁打を記録。高校通算で56本の本塁打を放つなど、長打を期待される。「チームが勝てばいい。打てなくても守備で貢献する。絶対に甲子園に行きます」と力を込めた。関東第一は14日神宮球場で、1、2回戦の勝者と対戦する。