第100回全国高校野球選手権群馬大会の開幕カードは、82歳監督が率いる利根商が涙の勝利を飾った。

 2点を追う7回。打線がつながり一挙5点を奪って逆転に成功。2番手の設楽直哉投手(3年)が踏ん張り、初戦突破を果たした。

 今夏限りで退任する豊田義夫監督(82)は「子どもたちのおかげ。孫たちのおかげ」と涙ながらに喜んだ。

 2回戦に駒を進めた利根商は、14日に前橋と高崎東の勝者と対決することになった。