開会式で、上溝南(北神奈川)の萩原誠人主将(3年)が選手宣誓を行った。「戦争や震災を乗り越えてきた野球は感動と幸せを与えてきた」と100回大会にふさわしい宣誓を披露。「歴史に残る宣誓にしたかった」と大観衆の中での緊張をものともせず、落ち着いていた。

 2日前に部員の前で予行演習をして臨んだ。仲間からは「焦るとペースが速くなるからゆっくり話すように」とアドバイスをもらった。萩原は「集中してできた。100点です」と納得の表情だった。

 チームは12日、いせはらサンシャイン・スタジアムで座間総合との初戦を迎える。「目標は16強。強化してきた打撃力で私学を倒したい」と力強く語った。