指宿商が武岡台を夏の鹿児島大会初となる延長13回のタイブレークで下し8強を決めた。

 両チーム無得点で迎えた延長13回表に均衡が破れた。無死一、二塁のスタートから、まず指宿商は送りバントを試み、これが内野安打となって無死満塁。8回に代走で途中出場していた3番・山口聖真外野手(3年)が「ミスを恐れず思いきって行こうと思った」と値千金の右前適時打。相手右翼手のバックホームエラーもあり、2点をもぎ取った。13回裏に1点を返されたが、エース上川路大輝投手(3年)の166球の粘投で逃げきった。