龍谷大平安が4年ぶりの夏の甲子園出場に王手をかけた。打線が14安打を放ち、春季大会準々決勝で敗れた東山を8回コールドで下した。

 強力打線はこの日も健在だった。初回、2死一、二塁から5番馬場友翔内野手(3年)が「センター返しを意識した」と中前適時打を放ち、先制に成功。2回にも2点を追加すると、4回には再び馬場の右越え適時三塁打などで3点を追加し、東山を突き放した。

 全試合コールド勝利での決勝進出は原田英彦監督(58)も「監督になってから初」。昨夏は決勝で京都成章に敗退。「100回大会にかける気持ち、(OBの)衣笠さんの死去とか、すべてがプラスに動いている。何が何でも(甲子園に)出たい」。頂点まであとひとつと近づいた。