大阪桐蔭が4強入りを決めた。今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(3年)がこの夏初先発し、4安打1失点で完投した。

 「(エースの)柿木が1勝して横川が2勝して、早く投げたいと思っていました。いい準備ができたと思います」と、はやる気持ちを1球1球に込めた。西谷浩一監督(48)は「神経戦の中でよく投げてくれたと思います。制球も悪くなかった。ボールが続いても、悪い球ではなかったと思います」と労った。

 次戦の準決勝の相手は、17年センバツ決勝で対戦した履正社。西谷監督は「大阪で一番強い相手だと思っていますので、しっかりと戦いたいと思っています。お互いに勝つためにやってきたと思います」と力を込めた。根尾も「(相手は)やりかえしたいと来ると思うので、その相手を上回る準備をして勝ちたいと思います」とライバル撃破を誓った。