大院大高が大阪桐蔭打線に26安打23失点の猛攻を浴び大敗を喫した。

 初回、先発の山崎尚也投手(2年)が先頭の宮崎に右超え三塁打を許すと、2番青地の犠飛でわずか3球で先制を許した。その後も失点を重ね、10点ビハインドの6回、反撃に出る。2死から6番大野颯太外野手(3年)への死球、7番天川樹外野手(3年)の左超え二塁打で二、三塁の好機をつくると、8番小松永実外野手(3年)が右越えの2点適時二塁打を放った。それまで好機で凡退していた打線が一矢報いたが、得点はこの2点にとどまった。

 21点差となった大敗に、椎江博監督(56)は「初回の攻防ですね。固くなって守りに入ってしまい、4点取られて相手を乗せてしまった」と悔しげに話し「桐蔭の打線がすばらしい。23失点は一生忘れられないと思う」と話した。