智弁和歌山は同じ近畿勢の近江(滋賀)との初戦を引き当てた。

 公式戦での対戦は15年5月23日の春季近畿大会1回戦以来で、当時は12-9で智弁和歌山が打ち勝った。近江の多賀章仁監督(58)とは普段から連絡を取り合い、練習試合を行う間柄だけに、高嶋仁監督(72)は「やりたくなかったですね。もっと遠いところの学校がよかったのに」と苦笑いを浮かべた。

 ただ隣県対決といえば、智弁和歌山は16年10月29日の秋季近畿大会1回戦で滋賀学園に負けて以来、公式戦では大阪桐蔭以外には負け知らず。大阪桐蔭には5連敗中で「決勝で今度こそ大阪桐蔭をやっつけないといかんから、1つ1つしっかり勝っていかないと」と、高嶋監督はインタビュー場所で斜め向かいに座った大阪桐蔭・西谷浩一監督(48)にも闘志あふれる視線を向けていた。