沖学園(南福岡)先発斉藤が完投勝利を挙げた。10安打を許しながら要所を抑えて2失点(自責1)。「ピンチで粘れた」。

 背番号10だった南福岡大会を、ほとんど1人で投げ抜き、甲子園で「1」をもらった。「背番号は関係なく自分がエースだと思っている。みんなで打って、みんなで守っての勝利だと思っている」。130キロ台前半の直球ながら多彩な変化球で、初の大舞台でも力を発揮してみせた。