浦和学院(南埼玉)が二松学舎大付(東東京)に快勝し、32年ぶりのベスト8を決めた。

 先発の渡辺勇太朗投手(3年)が、10三振を奪う好投で完封勝ち。これまでの登板最長イニングは8回で、練習試合を含めて完投&完封は「初めてです」と笑った。

 初回にいきなり1死二、三塁のピンチを招くも「気持ちは上げた中で、体は冷静に」と、続く打者に1度も振らせることなく見逃し三振。次の打者は空振り三振に仕留めて危機を脱した。

 抽選の結果、準々決勝は18日の第1試合に決まった。「今まで先輩方が作ってきた浦学の歴史というのを、塗り替えられるように頑張りたいです」と渡辺。昨夏の花咲徳栄に続いて、2年連続となる埼玉勢の優勝を目指す。