学法石川(福島)の新監督に就任する佐々木順一朗氏(58)が29日、石川町の同校内で記者会見を行った。夏ごろから正式にオファーがあったことを明かし「誠心誠意誘っていただいた。ありがたい話だった」。決め手は現在の指導スタッフが全員残ることだという。今秋まで指揮を執っていた上田勇仁前監督(32)はコーチとしてチームに残り、11月9日から新体制が始まる。

福島県のイメージを問われると夏12連覇中の「聖光学院」と素直に口にした。「現時点で現状を把握できてない。ミーティングやインタビューで、今年中にお互いのことを知れたら」と、まずは意思疎通を急ぐ。

 

◆佐々木順一朗(ささき・じゅんいちろう)1959年(昭34)11月10日、宮城・仙台市生まれ。東北高2年の夏にエースとして甲子園に出場し、同校17年ぶりの8強入り。早大、NTT東北を経て、93年に仙台育英のコーチ就任。95年9月から監督を務め、甲子園は春夏通算19度出場し、通算29勝(19敗)を挙げた。01年春と15年夏の準優勝が最高成績。183センチ、85キロ。血液型AB。