今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)が投打に躍動し、下関国際(山口)を下した。「5番投手」で先発し、「腕を振っていこうと思っていた」と自己最速タイの150キロを2度計測し、5回3安打無失点。打撃では2回無死一塁で推定130メートルの1発を左中間に運んだ。

9月のU18アジア大会終了後、根尾は「ショートに絞ったつもりはない。もっと練習を積んでからじゃないと決められない」と二刀流でプロに挑む可能性について話した。この日は上位候補として注目する阪神、中日に能力を見せつけた。

台風24号の影響で日程が変更され、準決勝と決勝は行われず、2回戦に勝った4校が1位扱いとなる。根尾にとって3日の2回戦は高校最後の公式戦となる。