プロ野球ヤクルトで投手として通算112勝を挙げた尾花高夫氏(61)が、甲子園春夏通算14度出場の明桜(秋田)で、総監督兼投手コーチを務めることが決まった。19日、系列のノースアジア大が18日付での就任を発表。同大総合研究センター主任研究員にも就いた。

明桜は昨夏の秋田県大会で連覇は逃したが、輿石重弘監督(55)の指揮のもと、ロッテのドラフト4位山口航輝外野手(18)らを擁して準優勝。甲子園準優勝の金足農を苦しめた。

尾花氏は和歌山県出身で、PL学園から新日鉄堺を経て、78年ドラフト4位でヤクルト入団。引退後は巨人など複数球団でコーチを務めた後、10~11年は横浜(現DeNA)で監督を務めた。昨季は巨人の編成本部アドバイザー。すでに学生野球資格回復を認定されており、今月中にも指導を開始する予定だ。