28日に行われた選抜高校野球大会の2回戦で、星稜の林和成監督が習志野が「サイン盗み」をしていたと抗議をしたことについて、習志野の小林徹監督は29日、公式練習後に取材を受けた。

「4回に、4人の審判がお集まりになりましたが、我々のベンチにその件に関して何も注意はありませんでした。ベンチも、あのときに何について言っているのかが分からない状況でした。何かがあったのであれば、試合後、審判の方から何らかのご注意があると思うんですが、今のところそれがないものですから、我々はそれがすべてですね」と見解を述べた。

また林監督が「『星稜さんもやっているでしょう』と言われた」と言っていることに対しては「あの状況の中で、何について言われていたのかが分からなかったので、細かに話しをする余裕がなかった。お話をされたことに対して、対応する、言い返すという形ではなかったと思っております」と困惑した表情を見せた。

練習では、シートノック、バッティングで2時間汗を流した。「日曜日(準々決勝、市和歌山戦)、子どもたちがベストな状態で臨めるような環境作りをするのが我々の役割。それを鑑みたところで、こちらから何か対応をするということはありません」と次戦へ気持ちを向けていた。