平成元年のセンバツ王者・東邦(愛知)が、平成最後の甲子園Vを飾った。

1回に主砲、石川昂弥投手(3年)が習志野(千葉)・山内翔大投手(2年)のスライダーを捉え、バックスクリーン右に先制の特大2ラン。5回には2死二塁から飯塚脩人投手(3年)から右中間スタンドに2ランを運んだ。

前日2日の準決勝で143球を投げていた石川はこの日も力投。初回無死一塁のピンチを好フィールディングで併殺で切り抜けると波に乗り、習志野打線を抑え込み完封した。

30年ぶりの春制覇で、東邦はセンバツ単独最多の5度目V。また、勝利数もセンバツ単独最多の56勝となった。

習志野は1回、4回、5回と無死から出塁したが、東邦の堅い守備もあって、足を絡めた攻撃が封じられた。千葉県勢初のセンバツVはならなかった。