昨年3月に就任した鍛治舎巧監督率いる県岐阜商(岐阜2位)が中部大第一(愛知1位)を破り、4強入りした。

2回に4連打などで3点を先制。5回に1点を返されると先発の田中颯投手(3年)から1年生左腕の野崎慎裕投手にスイッチ。野崎は先頭打者に四球を与えたが後続を遊ゴロ併殺打に仕留めるなど度胸満点のリリーフを見せた。

この東海大会から青と黄色主体の新ユニホームに変えた。鍛治舎監督が17年夏まで指揮を執っていた秀岳館(熊本)そっくりのものに変更した。「このユニホームで負けないでいきたいですね」と鍛治舎監督。「前向きな子が増えてきた。甲子園はまだ夢物語ですが、戦後初の全国優勝を目指したい」。

県岐阜商は春3度、夏1度の計4度の全国制覇を誇るがいずれも戦前。名門復活へ。東海大会勝利でOBの鍛治舎監督の意識改革がまた1歩前進した。