11度の夏の甲子園出場を誇る高崎商が大間々に快勝した。15日の2回戦で、好投手の井上温大投手(3年)を擁する前橋商と対戦することになった。

今年4月に就任した高崎商・堤悠輝監督(31)は、前橋商・住吉信篤監督(45)が高崎商の監督を務めていたときの教え子で、この5月に両校は練習試合を行った。Aチーム同士の戦いは高崎商が7-2で勝ったものの、3回を投げた井上からは1点も取れなかったという。

堤監督は「あれだけのスピードと鋭い変化球がある投手。投球マシンの球速を上げるなど対策を取ってから試合に臨みたい。住吉監督は、私を教員に導いてくれた恩人。恩返しができるようにしっかり戦いたい」と力を込めた。