日本ハムのドラフト6位ルーキー田宮裕涼捕手(19)が訪れ、母校の成田に声援を送った。試合は10-2で7回コールド勝利。「今日はよかったですね。でも、これから厳しい戦いが続くと思うので、頑張って欲しいです」と昨年の戦いを振り返りながら話した。

今年の正捕手を務める古谷将也捕手(2年)は、田宮に憧れ成田進学を決めた。昨夏は、主将で4番を務める憧れの先輩をスタンドから応援。今年は2年生ながら背番号2をつかみ、この試合は5番で出場した。「田宮さんが応援に来ていると聞いて気合が入りました」と2打点の活躍を見せた。後輩の活躍に、田宮は「捕手は2年生であってもチームを引っ張っていかないといけない存在。(今日のように)チームに勝ちにつけてくれたらと思います」と評価した。

田宮自身、ZOZOマリンスタジアムに訪れるのは、昨夏、東千葉大会決勝で敗れて以来。涙で終わった昨夏だったが、今は笑顔で振り返る。「1戦1戦、みんなで全員で楽しんでやった記憶しかない。今になってみると、全試合楽しかったですね」。

3回戦をコールド勝ちした後輩たちに「僕たちは決勝で負けたけど悔いはなかった。後輩たちにも、悔いなく戦ってほしいです」とエールを送った。