元ダイエー(現ソフトバンク)、阪神、大リーグ・マリナーズで活躍した城島健司氏(43)の長男、城島優太内野手(3年)の高校野球が終わりを告げた。

センバツ出場の筑陽学園相手に完封負け。6番サードでスタメン出場も3打数無安打2三振に終わった。試合後は「投手を助けようと思ったが、自分の実力不足でした」と振り返った。1回に2死満塁のチャンスに打席に入った。「初回が大事だと思っていたんですが…」。結果は空振り三振。プロ注目右腕の壁が高かった。

ネット裏には父健司氏の姿があった。長男の夏、全3試合をすべて見届け「幼いころから野球をしてきて、高校野球までやってきて、親孝行ですよ。3試合もプレーする姿が見られた。今後、どういう道に進むかは分かりませんが、この経験は無駄にならないと思います」と感慨深げに話していた。

優太は「3年間野球やってきて、いろいろあって苦労もしたが、やってきてよかったと思います。一応、これで野球は区切りをつけます。悔いはありません」と最後は笑顔を浮かべていた。