北照が南大会優勝から一夜明けた22日、早速甲子園モードに入った。小樽市内のグラウンドで約2時間、全体練習。灼熱(しゃくねつ)の聖地対策として、全員が長袖アンダーシャツを着用してメニューを消化した。

上林監督は練習前に「厚着をする。水分は小まめにとる習慣をつける。コンディションを戻す」と、暑さ対策3カ条を選手に示し、準備を促した。

この日の小樽は最高気温28・3度まで上がった中、昨年唯一ベンチ入りした伊藤主将はウインドブレーカーを着込み練習。「喜ぶのは昨日まで。今日から目標は甲子園1勝に変わった。向こうは想像する以上に暑かった。去年の経験を生かしたい」と説明した。甲子園は南大会より試合進行が早く、先を見越して動く習慣も大切。昨年、初めて甲子園を経験した大河恭平部長(31)は「普段の練習の動きも、これまで以上に切り替えを早くさせたい」と話した。