エースの自覚だ。山村学園(埼玉)が7回コールドで大宮東(埼玉)を下し初の決勝進出を決めた。左腕・和田朋也投手(3年)が2回の代打から登場し5回を3安打1失点と好投。試合の流れを引き戻し、エースの役割を果たした。「大好きです」と語る打撃でも3安打2打点でチームを勢いづけた。

5回の打席で強振した際に右足のふくらはぎを痛め治療したが、その後の2回を無失点に抑えた。「投げないで負けたら後悔する」と志願の出場だった。

55キロしかなかった中学3年から高校入学までに食事改善で体重を20キロ増量した。高校3年間でもさらに9キロ増量に成功し84キロになった。「下半身を鍛えれば無限の体力を得られるんじゃないか」と下半身を重点的に鍛えパンツが破れるほどに太ももが発達した。

足の状態について「大丈夫っす」と和田。初優勝に向けてチームを引っ張る。