星稜(石川)のドラフト1位候補右腕・奥川恭伸投手(3年)が、救援登板した。5-2と3点差に迫られた6回2死一、二塁、3番手投手としてマウンドに上がった。立命館宇治の7番今野優斗内野手(3年)に直球を左前にはじき返される適時打を浴びたが、後続を遊ゴロに打ち取り、ピンチを断ち切った。スコアは5-3で星稜リード。

打順は9番に入った。7回は2死満塁で打席に立ち、フルカウントから空振り三振を喫した。

7回裏の奥川は二ゴロ、空振り三振、左安、三ゴロで無失点投球。最速は1回戦と同じく153キロ。

8回表は味方打線が1点を追加し、スコアは6-3で星稜リードとなった。

8回裏の奥川は、空振り三振、四球、右飛、見逃し三振で無失点投球。1死無走者から5番荒井豪太外野手(2年)の打席で、内角低めの直球を投じ、1回戦を1キロ更新する球速154キロをマークした。フォークボールも140キロを計測した。見逃し三振となった7番今野への最終球は捕手の捕球位置が地面すれすれとなる低い変化球だったが、ストライクと判定された。

9回の星稜は、左腕の寺沢孝多投手(3年)がマウンドに上がり、奥川は右翼に回った。先頭打者に四球を与えるも後続を三振、二ゴロ、左飛に抑え3回戦進出を決めた。

奥川はこの試合で、スタメンを外れていた。7日の1回戦(対旭川大高)で93球を投げ、3安打完封。中5日で2回戦を迎えていた。