茨城国体が開幕。第1試合は夏の甲子園3回戦で延長14回の死闘を演じた星稜-智弁和歌山の再戦。智弁和歌山が3-1で勝利。第4試合は今夏甲子園で優勝の履正社が作新学院を7回コールドで破り2回戦進出を決めた。球場には徹夜組が出るなど早朝から多くのファンが来場。内野席は満員。外野芝生席も開放された。また第1試合途中で入場制限がかけられた。

第4試合:履正社(大阪)9-2作新学院(栃木)


チーム
作 新
履正社

※7回コールド

【作】林、小野寺【履】清水、衣笠

夏の甲子園優勝の履正社が0-2の7回裏、一気に9点を奪いコールド勝ち

【試合経過】

作新は1回表、1番福田が左前安打。1死後盗塁と捕手の悪送球で三進。3番中島の中前適時打で1点先制

履正社は1回裏、1番桃谷が敵失で出塁。2番池田は三ゴロ、3番小深田は遊ゴロ併殺打で無得点


作新は2回表、3者凡退

履正社は2回裏、3者凡退。プロ志望届を出している4番井上は右翼への大飛球だった


作新は3回表、1死から1、2番が連続四球で出塁。3番中島の遊ゴロで2死二、三塁。4番石井は左飛で無得点

履正社は3回裏、1死から8番野上が右三塁打。9番清水は四球。しかし1番桃谷は三振、2番池田は捕邪飛で無得点


作新は4回表、5番大河内が中前安打。暴投で二進。6番立石の右飛で1死三塁。2死後、7番酒沢の中越え適時二塁打で2-0

履正社は4回裏、3者凡退


作新は5回表、2死一、三塁も無得点

履正社は5回裏、2死から安打と捕逸で二塁まで走者を進めたが無得点


履正社は6回から2人目の衣笠が登板

作新は6回表、1死から短長打で二、三塁。しかし後続倒れ無得点

履正社は6回裏、1番桃谷が四球で出塁し二盗成功。1死後3番小深田の中前安打で一、三塁。しかし4番井上は三ゴロ併殺打で無得点


作新は7回表、2死二塁も無得点

履正社は7回裏、5番内倉、6番西川の連打で一、二塁。1死後8番野上の中前安打で満塁。9番代打岡本は押し出し死球で1-2。1番桃谷の右犠飛で同点。2番池田の右前適時打で3-2と逆転。3番小深田の左翼線への2点適時二塁打で5-3。この後2死満塁から6番西川の走者一掃の適時三塁打で8-2。ここで作新は2人目の小野寺が登板。7番野口は四球。8番野上の中前適時打で9-2。履正社が7回コールド勝ちを決めた

作新学院対履正社 先発登板の作新学院・林(撮影・河田真司)
作新学院対履正社 先発登板の作新学院・林(撮影・河田真司)
作新学院対履正社 先発登板の履正社・清水(撮影・河田真司)
作新学院対履正社 先発登板の履正社・清水(撮影・河田真司)
作新学院対履正社 両チームスタメン(撮影・河田真司)
作新学院対履正社 両チームスタメン(撮影・河田真司)

第3試合:中京学院大中京(岐阜)8-7八戸学院光星(青森)


チーム10
光星
中京

※10回からタイブレーク

【中】村田、不後、赤塚、不後【光】渡辺、横山、山田

中京学院大中京が延長10回タイブレークを制止しサヨナラ勝ちした

【試合経過】

光星は1回表、1死満塁も無得点

中京は1回裏、3者凡退


光星は2回表、先頭の下山が安打も併殺などで無得点

中京は2回裏、プロ志望届を出した4番藤田が右中間三塁打。5番小田の中前適時打で1点を先制。その後2死満塁から1番高畠の右前2点適時打で3-0


光星は3回表、U18代表でプロ志望届を出した1番武岡が中前安打し二盗。2番島袋は四球。3番近藤の中越え適時二塁打で2者生還し2-3。ここで中京はエース不後が登板。2死三塁から6番伊藤の適時内野安打で3-3同点

中京は3回裏、3者凡退


光星は4回表、連打と犠打で1死二、三塁。2死後、捕手が後逸する間に三塁走者が本塁を狙ったがタッチアウトで無得点

光星は4回から横山が登板

中京は4回裏、敵失の走者を出したが無得点


光星は5回表、3者凡退

中京は5回裏、1死二、三塁から3番増田の右中間適時三塁打で5-3と勝ち越し。さらに4番藤田の中犠飛で6-3


中京は6回からプロ志望届を出した大型右腕の赤塚が登板

光星は6回表、6番伊藤が右前に落ちる二塁打。7番下山の右飛で1死三塁。8番太山の中前適時打で4-6。さらに暴投、内野安打で1死一、二塁から1番武岡の右前適時打、2番島袋の適時打で6-6同点。3番近藤の右犠飛で7-6と勝ち越し

光星は6回から3人目の山田が登板

中京は6回裏、2死二塁から1番高畠の中前適時打で7-7同点


光星は7回表、5番大江、6番伊藤の連打で無死一、二塁。しかし後続倒れ無得点

中京は7回裏、1死から3番増田が安打も後続倒れ無得点


光星は8回表、2死から3番近藤が中二塁打。中京はここで左翼に回っていた不後が再登板。4番原は三振で無得点

中京は8回裏、2死から安打が出たが無得点


光星は9回表、1死から伊藤が安打で出たが送りバント失敗の投ゴロ併殺で無得点

中京は9回裏、2死から3番増田が安打し二盗。しかし藤田は三振で無得点


10回からタイブレーク。無死一、二塁から攻撃

光星は10回表、無死一、二塁。二塁走者が捕手のけん制に刺され1死一塁。8番太山は一ゴロで2死一塁。9番山田は投ゴロで無得点

中京は10回表、無死一、二塁。送りバントせず強攻。5番小田が左越え打を放ちサヨナラ勝ちした

八戸学院光星対中京大学中京 10回裏中京大学中京一、二塁、タイブレークで左中間にサヨナラ打を放ちガッツポーズでナインの元へ走る小田(右)(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 10回裏中京大学中京一、二塁、タイブレークで左中間にサヨナラ打を放ちガッツポーズでナインの元へ走る小田(右)(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 10回裏中京大学中京一、二塁、タイブレークで左中間にサヨナラ打を放つ小田(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 10回裏中京大学中京一、二塁、タイブレークで左中間にサヨナラ打を放つ小田(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 タイブレークで力投する中京大学中京・不後(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 タイブレークで力投する中京大学中京・不後(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 先発登板の八戸学院光星・渡辺(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 先発登板の八戸学院光星・渡辺(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 先発登板の中京大学中京・村田(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 先発登板の中京大学中京・村田(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 両チームスタメン(撮影・河田真司)
八戸学院光星対中京大学中京 両チームスタメン(撮影・河田真司)

第2試合:仙台育英(宮城)4-0宇部鴻城(山口)


チーム
仙台育英
宇部鴻城

【仙】大栄、鈴木、伊藤【宇】池村、岡田、遠山

仙台育英が4-0で勝利。3投手のリレーで3安打完封した

【試合経過】

仙台育英は1回表、3者三振

宇部鴻城は1回裏、3者凡退2三振


仙台育英は2回表、2死から6番千葉が右越え二塁打。しかし7番大栄は三振で無得点

宇部鴻城は2回裏、4番田中が安打も併殺などで無得点


仙台育英は3回表、2死から1番中里、2番宮本の連続二塁打で先制

宇部鴻城は3回裏、四球の走者を出すも無得点


仙台育英は4回表、3者凡退

宇部鴻城は4回裏、3者凡退


仙台育英は5回表、8番代打穂積が安打し二盗成功。9番水岡は一ゴロで1死三塁。1番中里の中前適時打で2-0

宇部鴻城は5回裏、3者凡退


宇部鴻城は6回から岡田が登板

仙台育英は6回表、1死から6番千葉が三塁打で出塁し暴投で3点目

宇部鴻城は6回裏、3者凡退


仙台育英は7回表、3者凡退

宇部鴻城は7回裏、1死から3番酒井が右前安打。仙台育英はここで大栄から鈴木にスイッチ。4番田中は中前安打で一、二塁。しかし6番池村は左飛で無得点


仙台育英は8回表、1死から6番千葉が中前安打。その後2死一、三塁から暴投で4点目

宇部鴻城は8回裏、3者凡退


仙台育英は9回表、1死から3番入江が右前安打。4番小濃の右前打で一、三塁。5番代打岩間は三振で2死。宇部鴻城はここで3人目の遠山が登板。千葉は右飛で無得点

仙台育英は9回から伊藤が登板

宇部鴻城は9回裏、3者凡退で試合終了

仙台育英対宇部鴻城 5回表仙台育英1死三塁、中前適時打を放つ中里(撮影・河田真司)
仙台育英対宇部鴻城 5回表仙台育英1死三塁、中前適時打を放つ中里(撮影・河田真司)
仙台育英対宇部鴻城 3回表仙台育英2死、千葉の中飛をダイビングキャッチする宇部鴻城・岡田(左上)(撮影・河田真司)
仙台育英対宇部鴻城 3回表仙台育英2死、千葉の中飛をダイビングキャッチする宇部鴻城・岡田(左上)(撮影・河田真司)
仙台育英対宇部鴻城 両チームスタメン(撮影・河田真司)
仙台育英対宇部鴻城 両チームスタメン(撮影・河田真司)

第1試合:星稜(石川)1-3智弁和歌山


チーム
智弁
星稜

【星】奥川、寺沢【智】池田、山本、小林

両校の合意で木製バットを使用。夏の甲子園では星稜が4-1延長14回タイブレークで勝ったが、国体では智弁和歌山が3-1で勝利し夏のリベンジを果たした。ドラフト1位候補の星稜・奥川は先発し4回途中6安打2失点で降板。最速は150キロだった

【試合経過】

智弁和歌山は1回表、1番根来が145キロ打って三ゴロ。2番西川は一邪飛。3番黒川(プロ志望届)は146キロ打って右前安打。4番東妻(プロ志望届)は146キロ打って三ゴロ。奥川の最速は148キロ

星稜は1回裏、3者凡退。智弁和歌山・池田の最速は145キロ


智弁和歌山は2回表、2者三振の後、7番久保がスライダーを打って右前安打。8番池田は147キロ空振り三振。奥川の最速は149キロ

星稜は2回裏、1死から福本、奥川の連打で一、二塁。しか後続が連続三振で無得点


智弁和歌山は3回表、1死から1番根来が死球で出塁。2番西川は140キロ直球に詰まりながらも右前に落とし一、二塁。3番黒川は147キロ直球を打って一、二塁間を破る右前適時打で1点先制。4番東妻はスライダー空振り三振も5番佐藤が143キロ打って右前適時打。2点を先制した

星稜は3回裏、先頭の9番山本が中前安打。送って1死二塁。しかし有松、山瀬は連続三振で無得点


智弁和歌山は4回表、2死から9番山本が遊撃内野安打。ここで星稜は奥川が降板。寺沢がマウンドへ。奥川は3回2/3を投げ6安打、5三振で2失点。最速は150キロ。1番根来は三振で無得点

星稜は4回裏、2死から寺沢が安打も後続倒れ無得点


智弁和歌山は5回表、1死から3番黒川が右前への二塁打と敵失で三進。4番東妻は四球で一、三塁。5番佐藤の中前適時打で3-0

星稜は5回裏、1死から9番山本が四球で出塁。しかし1番東海林は一ゴロ。さらに二盗失敗で無得点


智弁和歌山は6回表、2安打が出たが無得点

星稜は6回裏、2番代打竹村が左前安打も山瀬は遊ゴロ併殺打。4番大高は中前安打。5番福本は三振で無得点


智弁和歌山は7回表、敵失の走者を出したが無得点

智弁和歌山は7回から山本が登板

星稜は7回裏、1死から7番岡田が右前安打。8番代打内山は四球。9番山本は右前安打で満塁。1番東海林の中犠飛で1点を返し1-3


智弁和歌山は8回表、8番湯浅が左前安打。9番入江は四球。しかし後続凡退し無得点

星稜は8回裏、3者凡退


智弁和歌山は9回表、1死から佐藤が四球。しかし後続が連続三振で無得点

智弁和歌山は9回、小林が登板

星稜は9回裏、代打鈴木が二ゴロ。岡田は四球。内山は一邪飛。山本は空振り三振で試合終了

試合後、記者の質問に笑顔で答える星稜・奥川(撮影・河田真司)
試合後、記者の質問に笑顔で答える星稜・奥川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、力投する星稜・寺沢(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、力投する星稜・寺沢(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、ベンチる下る星稜・奥川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、ベンチる下る星稜・奥川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、ベンチのナインに出迎えられる星稜・奥川(中央)(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、ベンチのナインに出迎えられる星稜・奥川(中央)(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、星稜・奥川(右から2人目)交代時にマウンドに集まる星稜ナイン(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、星稜・奥川(右から2人目)交代時にマウンドに集まる星稜ナイン(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、星稜・寺沢(中央左)と笑顔で交代する奥川(同右)(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 4回表智弁和歌山2死一塁、星稜・寺沢(中央左)と笑顔で交代する奥川(同右)(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 3回表智弁和歌山1死一、三塁、右前に適時打を放つ東妻(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 3回表智弁和歌山1死一、三塁、右前に適時打を放つ東妻(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 3回表智弁和歌山1死一、二塁、右前に先制適時打を放つ黒川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 3回表智弁和歌山1死一、二塁、右前に先制適時打を放つ黒川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 2回裏星稜1死一塁、中前に安打を放ち塁上で笑顔を見せる奥川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 2回裏星稜1死一塁、中前に安打を放ち塁上で笑顔を見せる奥川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 2回裏星稜1死一塁、中前に安打を放つ奥川(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 2回裏星稜1死一塁、中前に安打を放つ奥川(撮影・河田真司)
先発登板の星稜・奥川恭伸(撮影・河田真司)
先発登板の星稜・奥川恭伸(撮影・河田真司)
先発登板の智弁和歌山・池田(撮影・河田真司)
先発登板の智弁和歌山・池田(撮影・河田真司)
両チームスタメン(撮影・河田真司)
両チームスタメン(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 木製バットでウオーミングアップする星稜ナイン(撮影・河田真司)
智弁和歌山対星稜 木製バットでウオーミングアップする星稜ナイン(撮影・河田真司)
開始式で超満員のノーブルホーム水戸球場(撮影・河田真司)
開始式で超満員のノーブルホーム水戸球場(撮影・河田真司)