中京大中京(東海・愛知)が1点差で逃げ切り、神宮初優勝を飾った。

1点リードの6回から、来秋ドラフト候補の高橋宏斗投手(2年)が登板。先頭に四球を与え、犠打で1死二塁のピンチをいきなりつくったが、右飛、遊ゴロといずれも変化球で打ち取った。「今日は直球がいまひとつ走っていなかったので、打たせて取る投球にした」とこの日の最速は自己最速より4キロ遅い144キロだったが、スライダー、夏の大会後に覚えたカットボールなどを使った。7回以降はすべて3人ずつで片付け、6回から4イニングを無安打、無失点。奪三振は0ながら安定感のある投球で秋の日本一をつかんだ。