履正社・岡田龍生監督が「もう奥川(恭伸投手、3年)君もヤクルトに行ったから」と今夏の星稜との決勝戦での攻略法を明かした。

「(右打者の)外に来る変化球はまず当たらない。直球も145~150キロ。普通なら高めを捨てるが奥川君には高めに目付けをした。すると低めのスライダーが見逃せて、高めのボール球が打てた」。

阪神ドラフト2位の4番井上広大外野手(3年)が高めスライダーをバックスクリーン左に逆転3ランを放つなど打線は11安打で5得点を奪った。センバツでは3安打17三振で完封負けした後、研究を重ねた成果を明かし、受講生たちは驚いた顔で聞き入っていた。