日本高野連の小倉好正事務局長(62)は7日、書面での取材に答え、8月10日から甲子園で開幕が予定されている夏の甲子園大会について、開催延期は「難しい問題」と話した。

小倉事務局長は「学校が再開しても各地域で夏休みをどれだけ取ることができるかや学業の遅れによる授業日数の確保、それにプロ野球の日程が決まらないこともあり、難しい問題」と、先が読めず簡単には延期できない状況であると説明した。

新型コロナウイルスの終息はまだ見えず、緊急事態宣言は5月末まで延長した。「個人的にはある程度想定していた」と話し、6月以降に開幕する各都道府県大会へ向けて「都道府県連盟の考え方を聞いていく。あらゆる状況を想定し、検討していく」と、大会開催へ最善を尽くす。

全国大会の開催可否を話し合う20日の第2回運営委員会は、オンライン会議になることも明かした。